K-Comfort

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Client: K-Comfort

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想いを可視化するという後押し

デザイナーは、新しい会社やサービスが世に出る前に、そのアイディアや志を聞かせていただける存在です。当事者以外で一番最初に話を聞く相手であることも少なくありません。ご本人もまだ語り慣れておらず、言葉を探している段階です。

だからこそ、その気持ちを汲んでロゴという「形」にすることが出来ると「あ、良かった伝わった!」「これこそ自分のやりたかったことだ」と、これから始まるチャレンジに少しの確証を持って頂くことが出来ます。新しいチャレンジに戸惑いや不安を抱えていらっしゃる方を、こうして背中を押せるかどうかで最初の船出は大きく変わって来るように思うのです。

K-Comfortの桐井さんは、個人的にもコーチングをお願いしている方。その方がいよいよ本格的に起業されると聞いて、これは頑張らねば…と気合が入りました。

桐井さんのコーチングの特徴は、飴と鞭のバランス。こちらの人間性を認めて肯定する部分と、そうは言ってもここはちゃんとしないとまずいよね?と要所を抑える部分の使い分けが絶妙なのです。話をしていると自分の長所と短所を素直に認められる感覚があります。そうすることで、その人らしいあり方や働き方を見つけるきっかけを作っていらっしゃいます。

ロゴは、その感覚を図形で表現出来たらと考えました。コーチングとかカウンセリングといった言葉は手段の名前にすぎません。その人が自分の色と形を自覚して認められることを願っていることが、そのまま伝わるロゴになったと思います。

CREDIT

Design: Naruki Kurokawa (SHIPYARD)